訪問看護への転職を考えたとき、「病院とは何が違うのか」が一番の疑問になりやすいはずです。この記事では、働き方の違いを整理します。事業所によって運用はかなり異なるため、一般的な傾向として読んでください。
訪問看護とは
訪問看護は、看護師などが利用者の自宅を訪問し、医師の指示にもとづいて看護を提供するサービスです。医療保険や介護保険の対象となり、訪問看護ステーションなどが運営しています。
病院との主な違い
| 項目 | 病院 | 訪問看護 |
|---|---|---|
| 働く場所 | 院内 | 利用者の自宅や施設 |
| 周囲の人員 | 医師・他の看護師が近くにいる | 訪問中は基本的に1人 |
| 対象 | 入院・外来の患者 | 在宅で療養する人と家族 |
| 勤務の形 | 交代制が多い | 日勤中心の事業所が多い(夜間は事業所による) |
| 緊急対応 | 院内の体制で対応 | 電話対応・緊急訪問(オンコール体制の有無は事業所次第) |
上の表は一般的な傾向です。日勤中心かどうか、オンコールがあるかは事業所ごとに違うので、応募前に必ず確認してください。
一日の流れの例
事業所によって異なりますが、次のような流れが一例です。
- 出勤・朝のミーティング(その日の訪問予定と情報共有)
- 午前の訪問(バイタル測定、処置、服薬確認、家族への説明など)
- 昼休憩
- 午後の訪問
- 記録・報告、翌日の準備、担当者会議や医師・ケアマネジャーとの連絡
移動時間が発生するため、車や自転車での移動が前提の事業所もあります。
訪問看護で大切にされやすいこと
- 観察と判断力:近くに医師がいない場面で、状態の変化に気づき、必要なら連絡・相談する力が求められます。
- 生活を見る視点:病気だけでなく、住環境や家族の状況まで含めて支援します。
- 連携:医師、ケアマネジャー、介護職、リハビリ職などとのやり取りが日常的にあります。
向いている人・向き合い方が必要な人
向いていると言われやすいのは、利用者一人ひとりとじっくり関わりたい人や、生活全体を見る看護に関心がある人です。一方で、一人で判断する場面への不安が強い人は、同行訪問の期間や教育体制がある事業所を選ぶと安心です。
転職前に確認したいこと
- 同行訪問(独り立ちまでの研修)の期間と進め方
- オンコール・夜間対応の有無と手当
- 1日の訪問件数の目安と移動手段
- 経験年数や病院経験の要件
詳しくは「訪問看護へ転職するとき、面接前に確認したい10のこと」の記事も参考にしてください。